インドはカレーだけの国ではありません!確かに、インド人の食卓にカレー(もといスパイス)は欠かせませんが、サモサやパニプリ、ドーサやワダなど、インド各地で種類豊富なストリートフード文化が楽しめます。早朝から夜遅くまで営業しているチャイスタンドに行って、チャイの飲み比べをしてみるのも面白いかもしれません。マハラジャ(王様)が築いたお城や、ヒンドゥー寺院、国立自然公園など、インドには食べ物以外にも魅力的な要素が満載です。
インド行きの第一関門・ビザ申請
インドに入国するにはビザが必要です。かつては、観光ビザであっても、各国にあるインド大使館に直接行って(または郵送で)、厳格に決められたサイズの写真を添付して申請していました。現在は、オンラインで申請できるeビザが観光ビザにも適用され、オンラインで申請&支払いした後は、実際に現地で入国するだけと非常に便利になりました。しかし、念には念を入れ、必ずプリントアウトした申請用紙を持参してくださいね!
インド入国空港で気を付けること
アジアを放浪している旅行者を除いて、多くの人が飛行機でインドに到着すると思います。特に観光eビザで入国ができる主要28空港(と5港)の中で、筆者が実際に利用してトラブルの少なかった空港にバンガロール空港があります。
日本直行便の運行が開始されるこの空港は、インド南部では比較的大きな空港ですが、国際線の乗り入れ数がデリーやムンバイと比べて少ないため、混雑することなく入国できます。筆者はムンバイでトランジットをした際に、深夜にも関わらずeビザで入国する外国人観光客が多すぎて、1時間半ほど入国審査で待ちました…。デリーやムンバイで乗り継ぎをする場合は、時間に余裕をもってフライトを手配しましょう。
意外と知られていない穴場な観光地
インドと言えばタージマハルやガンジス川が有名ですが、首都デリーや聖地リシケシ以外にも、たくさんの魅力的な観光地があります。
デリーから飛行機で1時間、電車で4時間ほどのジャイプールは、ラジャスターン州の州都です。「ピンクシティ」としても知られ、マハラジャ文化が栄えた歴史から、たくさんのかわいらしい建物や、インド伝統芸術でもある「ブロックプリント」の工芸品を見つけられます。特に日本でも人気急上昇中のファブリックメーカー「ANOKHI」本店とアウトレット店があることでも有名です。
同じくラジャスターン州にあるジョードプルは、ジャイプールから更に西に位置する青をベースにした旧市街地が特徴の、別名「ブルーシティ」です。街全体を見下ろせる城塞「メヘラーンガル城砦」と、旧市街地のシンボル「クロック・タワー」は、ここがインドだということを忘れてしまうくらい、メルヘンで異国情緒たっぷりの雰囲気を味わえます。
お勧め高級ホテル
インドの街歩きは冒険に匹敵するほど、刺激的です。そんな1日を過ごした後は、清潔&安心してリラックスできるホテルで休養したいですよね(インドに行ったことがある人なら分かってくれるはずです!)。
記念に残る特別な滞在をしたい場合は、Taji系列が運営するウダイプールのピチョラ湖に浮かぶ白亜のホテル、「タージレイクパレス」はいかがでしょう?実際にマハラジャが使用していた宮殿をホテルに改造し、常連客にはハリウッドセレブも!タージマハルから600mにあるジ・オベロイアマールヴィラスは、アグラを代表する高級ホテルです。デリーの5つ星ホテルザ・リーラパレスでは、屋上プールが楽しめます。
バックパッカー向け宿泊先
宿泊先の候補にユースホステルを考えるかもしれませんが、インドではあまりお勧めできません。というのも、インドでは各自部屋にトイレとシャワーが設置されたゲストハウスタイプの宿泊が一般的だからです。ゾステルデリーはニューデリー駅から徒歩5分にある人気ホステルですが、女性1人で旅行している場合は個室タイプを選びましょう。デリー、バラナシ、コルカタ、プリーで展開しているサンタナゲストハウスは、日本人が経営しているので日本語で情報交換したい場合にお勧めです。清潔で口コミの高いマダブゲストハウスは、ジャイプール駅から徒歩6分という好立地です。